CHANGレポート 毎晩物売りする少女
物売りの少女、実は・・
2019年6月:カンボジア
私たちが外で食事をしていると必ず寄ってくる少女。
大きなカゴを痛々しく肩から下げて、そこにはお守りやお財布、大小の手作りバッグがあふれるほど入っています。
「何か買って」と寄ってくる姿を見ると、ついストリートチルドレンとか、貧困、虐待など、さぞかし家庭も大変なんだろうと心配してしまいます。
そんな気持ちもあって、この子からは毎回少しずつ何かを買うようになりました。
そしてすっかり親しくもなり、家や親のことを聞いてみました。
「どこに住んでるの?親は?」すると、この近所に普通に両親と一緒に住んでいるとのこと。
更に、「私、インターナショナルスクールに通ってるの。英語だけじゃなくて、中国語も話せるよ!親がね、語学がとても大事!って家だからね」
と、実は結構ちゃんとしたご家庭のお嬢様でした。
それでも家計を少しでも助けたいと、こうして夜になると物を売りに出ているのは立派です。
物売りの子供を見ると、つい悲しい環境を想像してしまいますが、そうでもない子もいるってことが分かりました。
この子と知り合ってもう4年、ずいぶん大きくなりました。
話していると楽しい子なので、これからも仲良くしていこうと思います。