タイのサポート施設11【バンナムーン】
施設より
- 男の子だけ130人が暮らしています。
- 高校からの学費は国の支援はありません。子ども達は、働きながら高校に通っています。
- 風邪や腹痛の薬が足りません。お米や調味料が足りません。
タイ国営、海沿いの孤児院
バンコクから車で2時間ほど、穏かな空気と自然が豊かなチョンブリー県にあるタイ国営の孤児院です。
広大な敷地は海に面しており、潮のかおりと波の音を気持ちよく感じることができます。
ここに男の子だけ130人が暮らす孤児院があります。
孤児院に来た理由は様々、捨て子だったり、家庭の経済的な理由だったり、半数の子に保護者はいないそうです。
国営とはいえ、学費の支援があるのは中学校まで、高校や大学に行きたい子供は自分で働きながら学校に通っています。
スポーツが大好きな子ども達は、広いグラウンドでサッカーやバレーボールを楽しんでいました。
施設の風景
広い敷地です。グラウンドの向こうは海岸です。
校舎や宿舎も比較的新しい感じがしました。
国営の施設なので対応してくれたスタッフさんも公務員。とても真面目そうな方です。
この日は授業は休みだったようで、一日中サッカーの練習をしていました。
元気な男の子がたくさんいます。
バレーボールのプレゼント、喜んでもらえたようです。
この中には勉強が好きで、24才になっても働きながら大学に通っている子がいます。
サッカーの次ぎに好きなのがバレーボール。真剣に指導を聞いてくれます。
運動神経が良く、真剣に学ぶので直ぐに上達していました。
先生も一緒にバレーを楽しんでくれていました。
タイ国営とは言え、十分な支援があるわけではありません。
バンコク近郊の施設に行くと、多くの国々からのNGOや観光の余暇を利用して訪れている方々と会うことがありますが、ここはバンコクからも離れ、また観光地ではないので、そうした方からの支援も少ないように感じました。
育ちざかりの男の子だけの施設ですから、お米や調味料の不足は深刻な問題のようです。
将来は、医者、パイロット、警察になりたい、と立派な夢に進んでいるたくましい男の子たちでした。
施設概要
| 名称 | バンナムーン(孤児院) |
|---|---|
| 所在地 | タイ チョンブリー県 |
| 運営 | タイ国営 |
| 設立 | 1956年 |
| 子供の人数(男女比) | 現130人(男の子だけ) |
| 子供の年齢 | 基本的には6才~18才 |
| スタッフの人数 | 43人(非常勤含む) |
| 孤児院に来た状況 | 捨て子や家庭の経済的な理由 |
| どのような人に育ってほしいか | どのような人に育ってほしいか |
| 特に教えたい教育 | 先ずはタイ語をしっかりと覚えてもらいたい。 |
| 進路 | 高校・大学 |
| 進路先の学費 | 学費は中学まで。 高校からは自分で働きながら行っています。 |
| 子供達はどんな仕事を目指しているか | 医者、パイロット、警察など様々です。 |
| 実際に卒業生はどんな仕事をしているか | 会社員、店舗経営 |
| 子供達が好きな遊び | 一番はサッカー、次はバレー |
| 足りない物資 | お米、調味料など生活物資全般。ノートやペンなど勉強道具 |
| 必要な備品 | |
| 修理したい場所 | 1部屋20~30人の宿舎を、年齢別に設けたい。 |
| 食事の問題 | 3食出しているが、常に足りません。 |
| 医療の問題 | 地域の病院に行きます。医療費は国が支援してくれます。 |
| 精神的な問題 | 親がいない、親と住めないことを悲しんでいる時もあります。 |
| 教育上の問題 | 学校に通っているので一般的な授業は受けています。 |
| その他、学校が抱える問題 | 資金不足 |
| 日本人は来ますか | 来ます。(訪問日も三井住友銀行の方々が来ていました。) |
| どの国からの支援が多いですか | タイ |
| 次に来た時に求めるもの | 風邪薬、腹痛の薬、米、調味料など。 |
| 日本(世界)に伝えたいこと | いつもありがとうございます。 昔からの日本の支援に感謝しております。 |
| 当日対応者 | アモラさん(スタッフ) |
※以上は実際に行って直接お伺いし、更に後日、現地人スタッフが電話やメールで再確認したもの、または施設のホームページやパンフレットに記載されている内容で構成されております。
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