国内活動【東日本大震災(カフェデモンク)】

”震災の話し、悩み、不満、何でも聞きます”

被災地のお寺の関係者が、仮設住宅で移動喫茶を開いて活動をしていました。

私たちもこの活動には、震災直後からずっと参加しました。

震災にあった人にできること、その一つが「話を聞く」ことです。どれだけ大変だったか、怖かったか、そして現状の不安や不満、言いたい事、伝えたい事はたくさんあります。それを聞くことしができませんが、それでも心のケアに繋がるのです。

仮設住宅に日中いるのはお年寄りが殆ど。元々は知らない人同士でしたが、少しずつコミュニティができてきています。

現地の僧侶さん達は、この活動を毎週のように行ってきました。

時が経つに連れて話題や不安の内容も様々に変わっていきますが、少しずつでも笑顔が増えてきているのが何よりです。

活動の様子

東日本大震災JA仙台

平成23年9月15日
こうしてテントを張る作業から始まります。
この作業を現地のお坊さん達は毎週のようにやっています。


多賀城市公園

準備ができたら一件一件の部屋に声をかけると、あっという間に満席です。
それでも中には、部屋にずっと引きこもってしまっている人もいるそうです。


多賀城市海岸被害

平成23年11月17日
前回よりも具体的に震災当時の様子を伺うことができました。
みんなが助け合って生き延びたって内容でした。


七ヶ浜被害

ほとんどの人がご家族を亡くしています。
この時は、供養や位牌の相談を受けていました。
お墓もお寺もなく無くなってしまった方もたくさんいます。


海岸近くにあった家

平成24年2月28日
そろそろ震災から1年。少しずつ仮設住宅のコミュニティが整ってきています。
はじめは全く知らない人同士でしたが、今ではこんなに仲良くなっています。


東日本大震災被災地

いつまでも忘れることのないように。慰霊碑ができました。
震災の様子、そして宮城県漁業協同組合の方392人が亡くなったと刻まれています。


東日本大震災橋崩壊

平成24年9月6日
自分のことは自分でできるように」と私たちがお茶やお菓子を運ぶのではなく、
自分で取りに来ることをルールにしました。


東日本大震災避難所

仮設住宅の掲示板。演奏会の案内など、皆さんが退屈しないようイベントが増えています。
日本各地の人がイベントを開催しに来てくれています。


東日本大震災利府町遺体安置所

平成25年4月4日
この時はずっと子ども達と遊びました。


東日本大震災支援

兄妹姉妹、友達同士、とても仲がいいです。


東日本大震災支援

平成25年10月25日
この日はみんなで絵を書きました。
毎回色んな特技がある先生が来てくれます。


東日本大震災支援

ご年配の方に混ざって、若い人の姿もありました。昔の仕事に戻りたくても戻れない。
仕事が無いわけではないが、どうしても仕事を選んでしまってまだ無職だと言ってました。


継続して活動することにより、たくさんの事を学ぶことができました。

震災時の恐怖を当事者から聞くのは、とても貴重なことです。また時が経つにつれての気持ちの変化、そして悩み事も変わってきます。

恐怖から、不安、そして仕事や進学のこと。後に家庭内や住民同士の問題も始まりました。

いずれにしても、まだまだ復興は終わっていません。震災が風化されてしまうこと、多くの人から忘れられてしまうことが、共通する心配事なのではないでしょうか。

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