カンボジアのサポートスラム1【アンドン村スラム】
1,000世帯以上が暮らす大きなスラム
私たちが初めて接したスラムが、ここカンボジアのアンドン村にあるスラムです。
ドブ川の上にある小屋、ゴミが散乱している道、昼間から仕事もしないでトランプゲームに夢中になっている大人たちの姿に驚いたものです。
ここは10年ほど前にできた、1,000世帯が暮らす大きなスラム。子供だけでも2,000人はいると言われています。
貝の塩漬けを売る仕事をしている人がいたので、話しを聞くと、収入は1日500円程度。これでは満足な生活はできません。1日2~3食のご飯はおかゆが中心だとのことでした。
子供の多くも経済的な理由や、家事や弟妹のめんどうが優先で、学校には行っていません。そこで韓国のNGOが、奨学金のサポートやアクセサリーの販売支援を、進めていました。
大きなスラムなので、1ヶ国や1団体のサポートでは中々追いつかないでしょう。こうして世界中の団体が力を合わせて支援することが大切ですね。
スラムの風景
アンドン村のスラム。
1,000世帯、およそ4,000人は暮らしている大きなスラムです。
ゴミで溢れかえったドブ川、その上の小屋に住んでいます。
とても劣悪な衛生環境です。
こうした劣悪な環境でも子ども達は裸。
服を着ないことでの病気や怪我も後を絶ちません。
経済的な理由もあり、学校に通っていない子供もたくさんいます。
どの国でも女の子はおしゃべりが大好き。とっても楽しそうです。
元気なのは良いのですが、この汚れた水の中を裸足で遊ぶので怪我が後を絶ちません。
とても疲れた表情で弟を抱く女の子。痩せ細った体を見ると心配になります。
(公財)日本バレーボール協会様から頂いたボールをプレゼント。大喜びでした。
ちょっとやんちゃな男の子たち。言うことを聞かないので大変です。
「アメは、ひとり1個ずつ」と言っても、隠して並んでくる子もいます。
そこは注意します。
ここは初めて行ったスラムであり、私たちのカンボジア事務所からも徒歩で行ける場所。思い入れの深いスラムです。ただあまりにも大規模なスラムなので、一度に大きな支援はできません。ここは、少しずつ年月をかけて支援していこうと考えています。
先ずは、裸の子ども達の病気や事故を防ぐため、2016年3月に大量の衣類を運べる準備が整ったので、ここの子ども達に一人一着を目安に届ける予定です。
※以上は実際に行って直接お伺いし、更に後日、現地人スタッフが電話やメールで再確認したもの、または施設のホームページやパンフレットに記載されている内容で構成されております。
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