カンボジアのサポートスラム2【バークンスラム】
ゴミを拾って売っても1日700円
カンボジア、プノンペン市近郊にある、2013年ごろから集まった新しいスラムです。全体の人数が100名程度、子供は30人くらい。
ゴミを拾って売ったり、ゴミの中から銅線を探して売ったりしていますが、1日の収入は700円程度。この収入で家族みんなが生きて行くのはとても困難で、子供は施設に預けている家庭も多いと伺いました。
NGOが運営している学校に通えるのですが、ここも他のスラムと同様に、子供もゴミ拾いの仕事や、弟妹のめんどうが優先で学校に行っていない子も多いとのことです。
それでも将来は、クメール語(母国語)の先生や警察官になりたいとか、みんなステキな夢を持って前向きに生きています。
スラムの風景
木とビニールシートで作った家に住んでいます。
ゴミを拾って売るのもライセンスが必要。
毎日働いても平均1日で700円程度にしかなりません。
ゴミの中から銅線を探しています。
これを売る仕事も生活の支えになります。
家の中に入れてもらいました。穀物を炒めて、夜ご飯の準備をしていました。
家の中は、かなりキレイに掃除されています。お姉ちゃんは弟のめんどうで忙しそうです。
ハンモックに揺られて気持ちよさそう。カンボジアの人は、ハンモックが大好き。
みんな明るいですよ。写真撮られるのは大好きです。
(公財)日本バレーボール協会様からのボールに大喜び。
初めてボールで遊べると言ってました。
衣類の配布を行いました。この日は少し足りなかったので、後日たくさん持って行きます。
黄色いTシャツの人が代表者。
今後の支援を話しあい、先ずはお米を定期的に届けることになりました。
小さなスラムなので、今はだいたいの住民が顔見知り。
当初は、私たちのような外国人に慣れてなく、顔も強張っていた子ども達も今ではすっかり懐いて、ニコニコしてくれるのが嬉しいです。
2016年3月には十分な量の衣類を配布し、同時にお米の提供も始めます。少しでも住民の生活が豊かになって、子ども達が学校に通えるようになれば、何よりと考えています。
※以上は実際に行って直接お伺いし、更に後日、現地人スタッフが電話やメールで再確認したもの、または施設のホームページやパンフレットに記載されている内容で構成されております。
それでも翻訳者の解釈や現在の状況によっては、若干内容が変わっている可能性もあります事ご了承下さい。
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