ベトナムのサポート施設3【ファブォ(PHAP VO)】

施設より

  • お米、塩、醤油、そして進学する子の学費や制服も足りません。
  • スタッフと子ども達でお寺にあるお線香を売って、収入の足しにしています。
  • 女の子なのでケーキ作りや洋服作りなど、専門技術を勉強させてあげたいと思っています。

女の子だけ80人、尼さんのお寺が運営しています。

お寺としては約100年、孤児院は15年前に設立しました。

男の子だけが生活しているロンホワン寺と関係があり、こちらは女の子だけが生活しています。

お寺のお坊さんもみんな尼さんです。

暖かい家族的な雰囲気の中にも、マナー教育がとても行き届いており、 小さい子から大学生まで、 すべての子が挨拶を徹底しています。

私達が応接室でお話を伺っていた時は、ちょうど学生の帰宅時間。

どの子供も自分の部屋に入る前に、先ずは応接室に来て挨拶をしてから部屋に上がっていきました。

とても感じのいい印象を受けました。勉強も優秀で多くの表彰を受けています。

教育だけが厳しいということはなく、小さい子が尼さん先生に甘えている姿は、本当の親子と変わりありません。愛情いっぱいの施設でした。


施設の風景

ファブォ孤児院

ホーチミンの中心から車で1時間くらいの場所にある。尼さん寺の孤児院です。


ファブォ孤児院尼さん先生

こちらが尼さんの校長先生。ずっと笑顔を絶やさず子供を見ていました。


ファブォ孤児院あいさつ

礼儀正しさが際立っていました。
高校生も学校から帰ると先ずは挨拶をしてから部屋にあがります。


ファブォ孤児院マナー教育

尼さん先生が優しくマナーを教えてくれます。「挨拶する時は、手を合わせて・・」


ファブォ孤児院優秀

学業も優秀で何度も表彰されています。

この盾もその賞品。男性スタッフが宝物のように見せてくれました。


ファブォ孤児院の子ども達

今日のオヤツはアイス。この子達は、お寺のお手伝いもしています。


ファブォ孤児院の子供

ブランコが皆のお気に入り。いつもここでおしゃべりしています。


ファブォ孤児院捨て子

子ども部屋の老朽化に困っています。屋根も床も傷んでいて雨漏りが心配です。


ロンホアン孤児院で生活する子供

6才からの施設なのですが、もっと小さい子は施設の前に捨てられていた子です。


ロンホアン孤児院の施設

将来は、洋服のデザイナーや美容師になりたいと言っていました。


女性スタッフは、全員が尼さんでした。小さい子が多いので女性スタッフが多い方がいいのかもしれません。

とても明るく感じのよい施設でしたが、やはり資金不足の悩みは尽きません。

女の子はおしゃれをしたがります。洋服や靴、そして学校の制服もできれば新しいものを買ってあげたいと思っています。

また女の子でも将来は、仕事ができるように、洋服の縫製や、ケーキなどの調理の勉強をさせたいと言っていました。


施設概要

名称 ファ ブォ(PHAP VO)
所在地 ベトナム  ホーチミン市 ヤーベ地区
運営 ファブォ寺
設立 1999年~
子供の人数(男女比) 80人(女の子だけ)
子供の年齢 6才~22才
スタッフの人数 15人
孤児院に来た状況 親がいない、捨て子、貧困で育てることができない家庭から。
どのような人に育ってほしいか 将来、仕事があるように、他の子と同じような生活ができるように、悪いことはしないように。
特に教えたい教育 洋服の縫製、ケーキ作りなどの調理。
進路 大学まで行っている子もいます。
進路先の学費 寺が出します。
子供達はどんな仕事を目指しているか 洋服のデザイナー、美容師、尼さん
実際に卒業生はどんな仕事をしているか 縫製工場
子供達が好きな遊び おもちゃ
足りない物資 米・塩、醤油、学校の制服など
必要な備品 できれば通学用の自転車。扇風機、パソコンがあれば子どもが勉強に使います。
修理したい場所 子ども達の寝室が屋根も床も傷んでいるので、雨漏りが心配です。
これを修理するのに1,500$ほどかかります。
食事の問題 充分ではないが一日三食と、夜はミルクも出している。
医療の問題 近くの民間病院と提携している。
精神的な問題 子供達は尼さんととても仲がよく、自分の家のように過ごしていますので、心の問題は少ないと思っています。
教育上の問題 外の学校に通っているので、一般的な教育は受けています。
その他、学校が抱える問題 資金不足。スタッフと子供達でお線香を売ったりして収入の足しにしています。
日本人は来ますか 前に半年に一回くらい折り紙を教えに来てくれる日本人がいた。
半年前にも日本人のグループが来てくれた。
どの国からの支援が多いですか ベトナムが多い。オーストラリアの大学生も来てくれます。
次に来た時に求めるもの 寄付金、全ては子ども達のためだけに使います。
日本(世界)に伝えたいこと スタッフも子供達もみんな日本に行きたがっています。
でも日本は時間に厳しい国ですよね。
当日対応者 ニュータオさん(校長)

※以上は実際に行って直接お伺いし、更に後日、現地人スタッフが電話やメールで再確認したもの、または施設のホームページやパンフレットに記載されている内容で構成されております。

それでも翻訳者の解釈や現在の状況によっては、若干内容が変わっている可能性もあります事ご了承下さい。


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