幼少時代は貧しい環境で育った校長でしたが、両親と共に一生懸命、国に貢献。社会に出てホーチミン市役所へ勤務しました。 その後たくさんの功績が認められ、政府から両親ともに家をもらうことができました。しかし、病気の子供を助けたい、親のいない子を助けたいという一心で自分の家を売却、両親の家、そして祖父母の家も売却して、校長が50才の時に私財を変えて、この施設を建てました。
約100年の歴史があるお寺が運営しています。孤児を育てるようになったのは20年ほど前から。 関係のお寺である、ファヴゥ寺が女の子だけの施設に対して、こちらは男の子だけが生活しています。育ちざかりの男の子はとても元気、そして手もかかります。その為か、お母さん代わりの寮母さんのようなスタッフがたくさんいたのが印象的でした。一部屋に2段ベッドが10台ほどあり、全ての部屋で担当の寮母さんが一緒に寝泊まりしていました。
お寺としては約100年、孤児院は15年前に設立しました。男の子だけが生活しているロンホワン寺と関係があり、こちらは女の子だけが生活しています。お寺のお坊さんもみんな尼さんです。暖かい家族的な雰囲気の中にも、マナー教育がとても行き届いており、小さい子から大学生まで、全ての子が挨拶を徹底しています。勉強も優秀で多くの表彰を受けています。教育だけが厳しいということはなく、小さい子が尼さん先生に甘えてる姿は本当の親子と変わりありません。愛情いっぱいの施設でした。
キリスト教の信者でもある先生ですが、宗教問わず多くの子供を受け入れています。ベトナム戦争で撒かれた枯葉剤は子孫にまで重度の影響を残し、目の病気、知的障害、骨のがん等に小さい子供が苦しい思いをしています。更にそうした子供を育てることができない家庭は、病院やこの施設の前に自分の子供を捨てて行ってしまうのが現実です。 先生は子供達が学校から帰ってくると必ず一人一人を抱きしめてキスをしていました。学校に行けない子供は、ずっと施設にいます。中には学校の勉強ができない分、施設でマッサージの勉強をして将来の自立に備えています。
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