岐阜県大垣ライオンズクラブさんが、地元の子ども達から集めたランドセルを、NPO法人ピースレインボーさんと共に、カンボジアの子ども達に届けるプロジェクトです。
輸入規制や関税の問題に困難が多く、結局は渡航の度にハンドキャリーで運ぶことになりました。
半年以上かけてランドセルを運び、2018年12月9日、いよいよ当日を迎えました。
■活動報告②(2018年12月)
先ずはロルゥスラムです。
このスラムの近所には日本人が建てた学校もあることから、とても親日的な方々が暮らしています。
そして外国の支援もあり、行くたびにきれいになっていることを感じました。
このスラムで暮らす子供は50人。
半年前にランドセルをプレゼントすることを伝えましたので、ずっと楽しみに待っていてくれました。
先ずはライオンズクラブの高木さんがご挨拶。
「日本の子ども達の想いがたくさん詰まっているランドセル、皆さんも大切に使って、たくさんお勉強して下さい。」
想いが伝わるよう、一人ずつに丁寧に渡しました。
「ありがとう」と、どの子も礼儀正しいです。
「やったー!!」と、この男の子は飛び跳ねて喜んでくれました。
私たちも嬉しくなります。
宝物のように抱いてくれて、本当に嬉しそうです。
ずっと待っていた念願のランドセルです。
この子たちはとても勤勉です。「勉強がしたい!」と、はっきり言ってくれます。
夢は大きく、パイロット、医者、先生・・しっかりと目標を持っています。
ロルゥスラムの皆さん、ありがとうございました。
みんなの気持ちは、日本の子ども達にしっかりと届けてきます。
次はバークンスラムの65人の子ども達。
ここはCHANGがとても親しくしている場所です。
このプロジェクトはテレビニュースでも紹介されました。
なんと、この子、ソッケイヤがポスターモデルとなり、日本のテレビに出てるのにビックリ!
この企画のポスターモデルになった、ソッケイヤです。
半年ぶりでしたが、ちょっと大人になったかな。子供の成長は早いです。
バークンスラムの皆さま、ありがとうございました。
これからもお米や、物資を定期的に届けに行きます!
カンボジアでの「空飛ぶランドセル」のプロジェクトは無事に終了しました。
ランドセルを下さった岐阜県大垣市の子ども達。カンボジアの子ども達は、ランドセルを受け取ると、飛び上がって喜んでいました。
カンボジアに、皆さんのランドセルを使っている子ども達がいること、皆さんの気持ちが、海外の子ども達の大きな支えになったこと。
この活動をしたことをずっと忘れずに、ずっと友達だと思っていて下さい。
カンボジアの子ども達も、皆さんのこと、ずっと忘れずに応援してくれるでしょう。
本当にありがとうございました。
後日、大垣ライオンズクラブの高木さんと、NPOピースレインボーの真部さんが、ランドセルを下さった岐阜県大垣市の西部中学校の生徒さんに活動報告をしてきました。
そして、生徒さんからの感想がこちらです。
「これからの自分は何ができるのか考えて動くことが重要」
「貧しい人たちを“可哀そう”と思うのではなく、夢や希望を持っていることを前向きに考えるようになった」
「僕の近くの周りの人の気持ちを考えて生活することが、誰もが楽しく生活するコツだとわかった」
「どんな小さなこと、些細なことでも、人を思いやる気持ちを忘れずにいたい」
等々と、私たちが想像していた以上に、生徒さん達には、この活動の意義が伝わったようです。
この活動は、ランドセルを届けるだけではないのです。
この活動を通じて、「何に気付くか」「何を学ぶか」「これから何をするのか」なのです。
岐阜県大垣市、西部中学校の皆さん、皆さんと一緒に活動ができたこと、心から嬉しく思っています。
あらためて、本当にありがとうございました!
そしてこのプロジェクトは継続することになりました。
来年はタイです。
バンコク最大のスラム、クロントゥーイの子ども達に届けることが決まりました。
そしてご協力して下さるのは、このスラムで活動を続ける、ドゥアン・プラティープ財団さん。
ここはタイでは有数の財団で、代表は「スラムの天使」とも言われた、元国会議員でもあるプラティープ先生です。
一人でも多くの子供のランドセルが届けられるよう、準備を進めています。
皆さま、引き続き応援をよろしくお願いします。
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